SERVICE 設備診断システム・線量評価システム

商品・サービス

設備診断システム・線量評価システム

主に原子力発電所向けに設備診断システム「MIRDAS」や、敷地境界線量率評価システム「ARES」等の各種システムをご提供しております。

サービス概要

設備診断システム「MIRDAS」は、過渡現象記録装置「TREDISS®」等のデータロガーから得られるプラント信号データに対し各種の信号解析技術を簡単に適用でき、プラント機器の監視・診断に利用できるシステムです。
敷地境界線量率評価システム「ARES」は、敷地内線源設備からの直接線・スカイシャイン線や、放射性物質の大気拡散による影響を統一的に評価可能なシステムです。

サービスの特長

  • 設備診断システム「MIRDAS」は、プラント信号データに対し、統計量解析や自己・相互相関解析、FFTによる周波数スペクトル解析、コヒーレンス解析、自己回帰モデル(ARモデル)により安定性解析、ステップ/インパルス応答関数解析、周波数応答関数解析等、種々の信号解析技術を誰でも簡単に適用でき、プラント機器の特性評価や異常早期検知に役立てられます。

  • 敷地境界線量率評価システム「ARES」は、線源設備からの直接線・スカイシャイン線を数秒~数分で評価可能です。

  • 円柱モデル線源については、高さ、半径、密度、核種等を指定することにより、簡単に線源条件を作成・変更できます。

  • 放射性物質が大気に拡散した場合の影響評価も可能で、定常時ならびに事故・工事時の突発的な拡散事象にも対応可能です。

利用シーン

  1. 信号解析技術によるプラントの多角的な監視・診断

    通常、プラントより得られるセンサーデータは、日々の点検やプラント監視に利用されていますが、信号指示値の監視や統計量の監視だけでは、機器や計測・制御系の微妙な状態変化に気づくことは非常に困難です。そこで、それらデータに対し「MIRDAS」を適用することにより、多角的な角度(例えば周波数領域での解析や複数信号間の相関等)からプラント機器に関するより詳細且つ微細な情報を引き出すことが可能となり、従来気づかなかった機器劣化の兆候や、点検や機器交換時のミス等の発見が可能となります。

  2. 原子力発電所等における事故発生時の周辺環境への影響評価

    原子力発電所等の放射性物質を内包する施設における事故発生時の事故影響評価において、様々な線源条件下における直接線・スカイシャイン線および放射性物質の大気拡散による周辺への影響評価を統一的かつ迅速に行うことが可能です。

このようなお悩みをお持ちの方におすすめです

  • プラントの信号データを多角的視点から分析・解析し、プラント機器の診断をしたい
  • 原子力発電所事故時の放射性物質により周辺への影響評価をしたい

導入効果

  1. プラント運転中の状態監視による安全性、経済性の向上

    従来、プラント運転中には点検や状態監視が困難であった機器、計器等についても、プラント運転中に機器劣化や故障の早期検知が出来る為、プラント運転中の突然の故障を防止したり、定期点検前に修理・交換等の準備が行うことで、点検期間の短縮が可能となります。結果として、プラント稼働率向上による経済性向上に寄与いたします。

  2. 原子力発電所事故の安全性向上

    例えば敷地境界のある地点における各被ばく経路(直接線・スカイシャイン線、クラウドシャイン、グランドシャイン、吸入摂取)の寄与率等も簡単に導出できるため、最適な事故影響低減策を検討することも可能となります。

よくあるご質問

ありません。
既に過渡現象記録装置等の常設データロガーが設置されている場合は、同装置で収録されるデータを利用可能です。設置されていない場合は、可搬型のデータ収録装置により収録されたデータを利用可能です。

必要です。
線源施設(特定線源)によっては予め施設形状や放射能量等を設定しておく必要があります。 また、敷地マップや核施設の標高等の情報も必要となります。

サービスの内容

サービス内容:ソフトウェアの提供ならびにカスタマイズ
標準工期:カスタマイズ含めて6か月
価格帯:数百万円~数千万円(カスタマイズ量により変動)

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