SERVICE 簡易遮蔽計算ソフトウェア「FLEXDOSE®」

商品・サービス

簡易遮蔽計算ソフトウェア「FLEXDOSE®」

点減衰核法によるγ線の放射線線量・遮蔽計算を、3次元グラフィックを組み合わせたユーザーフレンドリーなGUI環境上で実行できるソフトウェアです。(QAD相当)

サービス概要

3次元図面上の任意位置に任意数の立体線源や遮蔽体を配置するだけで、線量率や線量率マップを簡単に評価可能なソフトウェアです。
オプションとして未知線源の放射能量推定や、放射線環境下での移動・作業時に受ける被ばく線量シミュレーション機能も備えています。
ソフトウェアは基本的にDVDで発送されますが、PCにインストールしての発送、若しくはクラウド上での利用も可能です。

サービスの特長

  • 4種の立体オブジェクト(円柱、直方体、半球、トーラス)を自由に組み合わせ、3次元評価体系を簡単に構築でます。
    線源条件も、プリセットされている材料や核種を選び、放射能量、線源分割数を指定するだけで簡単に設定できます。

  • 放射線量率の測定値から、未知線源内に含まれる放射能量を推定可能です。
    複数線源や遮蔽体の向こう側にある場合でも推定可能です。
    線源数と測定点数は、必ずしも一致しなくても計算可能です。(※測定点は多いほうが精度高く推定できます)

  • 放射線環境上での移動・作業中の被ばく線量シミュレーションが可能です。
    移動経路における各座標、時刻ごとの線量率、積算線量もグラフ化でき、作業計画や被ばく低減策の策定に利用できます。

利用シーン

  1. 放射線環境下での作業計画策定における被ばく線量シミュレーション

    放射線環境下での作業計画を策定にあたり、移動中の動線上の線源や作業現場の線源から作業員が受ける被ばくする線量を、位置、時間ごとの線量率・積算線量グラフと共に、より緻密に計算できます。
    被ばく線量低減のためのルート変更や遮蔽体設置の効果も簡単に再評価可能です。

  2. 未知線源の放射能量ならびに線量率分布の推定

    放射能量未知の放射性物質が存在する現場にて、何カ所かで線量率を測定することにより、どの線源体にどれだけの放射能が含まれているかが推定できます。さらに、一旦推定した放射線量を元に、測定不可能な位置での線量率を推定したり、線源を排除した際の被ばく低減効果を推定することも可能です。

このようなお悩みをお持ちの方におすすめです

  • 線源施設を設置した場合の周囲の線量を自ら行いたい
  • 線源施設からの被ばく低減の為に必要な遮蔽厚を概算したい
  • 放射能量が未知の線源体の放射能量を推定したい
  • 放射線量下での作業について、出来るだけ精緻な被ばく低減策を検討したい

導入効果

  1. 放射線量・遮蔽評価の内製化による経費削減効果

    従来、外注していた放射線量の評価や遮蔽計算を自ら行えるようになることで、外注費(経費)の削減効果が見込めます。さらに、自ら計算することにより納得のいくまでケーススタディーが可能となり、より精緻で最適な評価が可能となります。

  2. 放射線環境下での作業計画精緻化による被ばく低減効果

    被ばく線量シミュレーション機能の利用により、作業員の被ばく線量をより精緻に推定でき、作業現場への動線変更や遮蔽体の設置の効果、休憩や現場でのちょっとした打ち合わせ等の最適場所の設定が可能となり、被ばく線量低減効果が見込めます。

よくあるご質問

計算式は同じものですので、基本的に同じ値(±1%未満)で計算できます
(評価体系、換算係数、丸め誤差等による微妙な差異があり得ます)

物理コア数依存で計算速度が上がります。
推奨環境:物理コア数:2以上、メモリー:8GB以上

出来ません。
対象は、X線、γ線等の電磁波のみです。
※β線については制動放射線スペクトルをもった疑似核種を設定することによる間接的な評価は可能です。

サービスの内容

簡易遮蔽計算ソフトウェア「FLEXDOSE®」のDVD販売、サブスクリプションでの提供、ならびに同ソフトウェアを用いた評価業務
標準工期:受注後1週間程度
価格帯:本体価格50万円、オプション機能(放射能量推定機能:20万円、被ばく線量シミュレーション機能:20万円)

導入事例

本商品・サービスを実際に導入された事例はこちらからご確認いただけます。

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