サービス概要
ユニケージ開発手法は、UNIX系オペレーティングシステム上(特にLinux上)において、コマンドとシェルスクリプトでシステムを開発する手法です。
特徴としては、UNIXサーバ上で“シェルスクリプト”と“コマンド群(OS標準コマンド、ユニケージ開発手法のオリジナルコマンド)”を組み合わせ、テキストファイルベースでデータを処理します。
サービスの特長
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コストが安い/プログラムが易しい
- 安価なPCサーバとOS(Linuxなど)
- データはテキスト、プログラムはシェルスクリプト、ミドルウェアは不要
- システム更新無し(ハードやOSが変わっても、ソフトとデータはそのまま)
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開発が早い/処理が速い
- プログラムが非常に短い
- 1人の技術者が設計~開発~運用をする多能工方式
- 無駄な機能を削ぎ落とす+ハード性能を最大限に引き出す
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柔らかい
- プログラムがシンプルでカスタマイズが容易
- ソフトの各機能が相互依存しておらず、簡単に変更が可能
- 整理整頓されたデータから、アプリケーションに必要なデータを生成
利用シーン
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基幹業務システムや高速バッチ処理を必要とするシステムにユニケージが適用されています
ユニケージは、レポート作成、大量データ分析、高速バッチ処理、ETL、データ移行クレンジング、ログ分析、パッケージエンジン、スクラッチ基幹システム、異種統合システム、内製化、DB連携、生産管理、Webサービス/SNS連携など、多くの分野で採用されています。
このようなお悩みをお持ちの方におすすめです
- 基幹業務システムを開発したい
- 大量データの高速処理(集計・検索・帳票など)したい
- データウェアハウスやBIを構築したい
- システム間のファイル連携処理(ETL)したい
- システム開発を‘内製化’したい
導入効果
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大量データのバッチ処理も高速化
<お客さまの声>
- ユニケージで開発したプロトタイプを適用したところ、既存システムで41分かかっていた724万件(2GB)のファイル処理がわずか43秒、56.2倍もの速さで処理可能で、ユニケージの性能の高さを確認することができました。
- 現行約120分かかっていた日次処理が約10秒に、月次処理が約240分から約40秒に、それぞれ720倍、360倍の高速化を実現しました。
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手戻りを減らし実装工程の工期も短縮
<お客さまの声>
- ユニケージではパイプ(|)を用いて中間ファイルをコマンド間で受け渡ししますが、要件定義後に作成した設計書でこの流れを図式化しました。設計時点でプログラム仕様を確定できたため、実装工程の工期短縮に効果がありました。
よくあるご質問
見積りにて対応いたしますので、お見積りを希望の方はお問い合わせください。
可能です。デモ版をご希望の方はお問い合わせください。
定期開催と特別研修の両方の対応が可能です。ご希望の方はお問い合わせください。
サービスの内容
<製品ラインナップ>
usp Tukubai
ユニケージ開発手法で中心となるコマンドセット。OS標準のコマンドと組み合わせて使用します。
OS標準のコマンドでは不足している機能・性能を補ったり、プログラムを短く書くための工夫がなされています。高速処理も特長です。
usp STAT
ユニケージ開発手法で統計解析処理を行うためのコマンドセット。
データ分析言語「R」と同様の約80種類の基本的な統計手法をコマンド化しています。
「usp Tukubai」と組み合わせてデータクレンジングからレポーティングの一連の処理を1つのスクリプトで高速実行できます。
usp BOA(usp BigData Oriented Architecture)
BigData 処理専用ソフトウェアアプライアンス。InfiniBand 10Gbpsネットワークなどの高速インターフェースで結合された複数台のサーバに導入されます。無駄なソフトウェアレイアーを除いた OS に限りなく近い実装により、圧倒的な性能と安定性を提供します。
MapReduceなどの特別なプログラミングは不要。クラスタコマンドを使用して通常通りスクリプトを記述するだけで並列処理が実現します。