SERVICE PCVベントに係る意思決定支援システム
PCVベントに係る意思決定支援システム
発電所の事故対応/防災訓練で使用するための、PCVベントタイミング+放射性物質の環境放出量予測システムを開発すると共に、その使用方法のトレーニングを提供させていただきます。
サービス概要
原子力発電所における炉心損傷を伴う事故発生時には、状況により格納容器(PCV)ベントが必要になる状況が考えられます。本システムは、そのベントタイミングとそれに伴う環境への放射性物資放出量を短時間で予測するものです。MAAPコード等の知識を必要とせず、ユーザフレンドリーなGUIにより容易に使用できるシステムとなっております。
サービスの特長
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MAAP等の事故進展解析コードを使用するにはツールへの高度な熟練が求められますが、本ツールでは最低限の必要情報を入力することで容易且つ短時間で結果を得ることができます。
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本システムは発電所敷地内の被ばく評価機能を有し、ベント実施後の敷地内影響を把握した上で退避等の判断に役立てることができます。
利用シーン
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発電所の防災訓練に活用実績があり、その運用についてはIAEAの検査サービス(OSART)においてGood Practiceとして認定されています
発電所の防災訓練において、ベントタイミング及びソースターム予測に活用されています。この活動は国際原子力原子力機関IAEAにも良好事例として認められたものであり、訓練内容・対応状況に関する対規制説明にも引用されています。
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本システムのアイデアは東京電力ホールディングス殿と共同で特許を取得しております(特許第6869747号)
特許を取得した画期的な方法で、MAAP直接計算と同等の予測を容易且つ瞬時に得ることが可能となります。
このようなお悩みをお持ちの方におすすめです
- 原子力発電所の防災訓練ご担当。
導入効果
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BWRを有する原子力発電所
- 事故シナリオ毎の格納容器ベントタイミング予測
- ベント時の環境への放射性物質放出量予測
- ベント時の敷地内線量予測
- 評価結果の報告書帳票自動出力
- IAEA、規制機関等への防災体制に関する説明
よくあるご質問
可能です。システム内蔵のMAAP解析結果データベースをプラント毎にカスタマイズすることが必要になります。
サービスの内容
【価格帯】3000万円(標準的な機能を想定)
【工期】:約1年