SERVICE 水素移行/燃焼挙動評価
水素移行/燃焼挙動評価
水素取扱施設、若しくは発電所からの水素漏洩時を想定し、建屋内移行挙動、及び燃焼時の温度/圧力挙動を評価します。解析コードはGOTHIC、若しくはFLUENTを使用し、多様な目的に対応することができます。
サービス概要
原子力災害時に発生する水素の建屋内移行挙動、及びその他水素取扱一般施設からの水素漏洩挙動を解析いたします。また、気相成分・温度から爆発条件に至ると判定される場合、必要に応じて燃焼解析を行い、温度・圧力変化を解析いたします。蒸気凝縮を扱う場合はGOTHICを、詳細な幾何条件を扱う場合、及び燃焼を扱う場合はFLUENTを使用いたします。
サービスの特長
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空間内の詳細な流動を評価することで、水素の局所滞留挙動を把握することができます。これにより、水素漏洩時を想定した設備設計の最適化を図ることが可能となります。
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時系列の水素挙動評価結果に基づき、3相図を用いた未燃焼、爆燃、爆轟判定を行います。これにより、想定事故時の時間余裕、定量的なリスク評価を行うことが可能となります。
利用シーン
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原子力発電所の事故時影響評価を行うことで、設備設計、防災対策立案の支援を行っております
原子力発電所には様々な機器があり、水素漏洩時の挙動を把握することが重要となります。なお、事故シナリオは多岐に亘り、且つ漏えい孔の条件も不確実さを有することから様々な感度解析が必要となります。また、水素燃焼・爆発条件は水蒸気割合が重要となるため、体系内の温度評価・蒸気凝縮評価も行う必要があります。水素挙動を扱う体系は、配管、容器、建屋等であり、あらゆる空間における移行挙動を評価可能です。
このようなお悩みをお持ちの方におすすめです
- 原子力発電所、その他一般設備の水素漏洩に係る設備設計ご担当。
導入効果
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必要換気性能の定量的評価
水素漏洩の可能性が考えられる区画の必要換気条件を評価いたします。水素は局所滞留の可能性があるため、簡易計算では得られない詳細伝熱流動が必要となります。また爆発条件に至るかどうかを判定するには、温度、気相成分比を把握することが重要となります。当社では、これら詳細評価に基づき、コストを抑えた最適な必要換気条件をご提示可能です。
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水素爆発時の機器健全性確認
仮に水素燃焼・爆発に至る場合でも、機器健全性が保たれることが求められる機器もございます。当社ではFLUENTを用いて燃焼・爆発時の圧力波を評価することが可能です。また、この圧力波を用いた弾塑性の構造解析についても承ります。
よくあるご質問
可能です。必要に応じて、爆轟時の圧力波・温度履歴を計算し、これを境界条件として構造解析を行うことも可能となります。
サービスの内容
【価格帯】対象設備に依存するため応相談
【工期】:半年~1年